テレビを見ていると、CMは番組の合間にはさまれているおまけのような存在であるケースが多い一方で、中には泣けるものや感動させられる場合もあり、心を揺さぶられることもあります。
日本の番組の合間に流されている中に泣けるCMもある一方、「世界まる見え！テレビ特捜部」のように時々海外のCMも含めて感動するものを集めているケースもあります。視線を国外にまで広げてみると、実に色々な作品が放送されているのが分かります。
商品を売り込むだけではなく、文字通り作品と呼べる完成度の高い感動のCMもあり、クオリティーの完成されたものは短編映画さながらのレベルとなっています。
感動のCM傑作選
「東京ガス 家族の絆・お父さんのチャーハン」
結婚を控えた娘が父親のチャーハンが食べたいと切り出し、今までは言えなかった「うまいか？」という言葉への返事をするCMです。二人の抑えた演技が泣ける雰囲気を作り出しています。
「NTT東日本 少年と父」
大リーガーのイチロー選手の活躍を目にし、自分もそうなれるかを尋ねる息子に、父が「なろうとしなければ、何にもなれない」と励ますCMです。派手な言葉ではなく、静かに語りかける言葉が胸に響きます。
「アフラック 氷上のプロポーズ」
癌を乗り越えた女性が、スケート場でプロポーズを受ける姿を描いたCMで、実話が基にされているところに感動します。
「第一生命 父と娘」
結婚式を向かえた花嫁姿の娘が映され、幼少時代に父親が自分を支えてくれた思い出が甦ります。涙をこらえながらバージンロードを歩く父親の表情が泣けるCMです。たとえ娘を持っていなくても、心に響きます。
「wilcom 独立」
会社から独立する社員が誰にも見送られずにひっそりと退職して一人で飲んでいると、次々にメールで同僚や後輩からのメールや応援の声が届けられました。同僚の凝った演出に感動します。
泣けるCMの見方
テレビで流れている期間ならともかく、放送が終わってしまうと見る機会がなくなってしまいます。昔なら、こうなるとお手上げでしたが、今ならそんなことはありません。
幸いなことに、youtubeをはじめとした動画サイトがあるため、そこにアップロードされている可能性が高いのです。すべてのCMとは言えないまでも、感動する作品や人気の高いものは閲覧できる可能性が高いでしょう。
CMの場合にはタイトルが分からなかったり、調べて判明したとしても、アップロードの際にそのキーワードが登録されていない可能性もあります。そのため、有名人が出演しているのなら、その名前で検索してみるとよいでしょう。会社名が分かれば、それも使えるので、探すのに使えそうな言葉は一通り試してみましょう。